ブロンズィーノ 冷艶の清宮2022.12.29 06:30 ホロスコープで読むマニエリスム美術、つづいては宮廷画家としてマニエリスム第二世代のブロンズィーノを読んでいきます。前回のポントルモの弟子にあたる人物なのですが、作風や環境はまったく違い、個人的にはかなり読み応えのある内容で楽しかったです。(出生時刻は海外のサイトに載っていたので...
牡牛座28度 成熟したロマンスに、胸躍らせる女2022.12.19 10:20 長い間、いまひとつ解釈がうまくできないサビアンは結構あって、なんならネイタルの太陽が牡牛座28度(さらにブラックムーンリリスも0.03差で合)なのですが、これが色々読んでいても釈然としない。 年を重ねたあとのロマンスに躊躇しつつ期待する、あるいは牡牛座的な所有の世界から双子座的...
12の月の永劫回帰2022.12.19 06:16蠍座は生と死の星座。死と生の星座。最も深い感情の淵を感じ、そこから蘇る黒い龍。その龍は毒の鱗と毒の猛煙をまとい、ごうごうと天に立ち昇る。故に曰く「蠍座の30度は、十二の月の永劫回帰」と。十二の月は永劫に回帰するときに、黒い混沌の龍を求めるのだ。□□□黒い龍の住む淵は、破壊された廃...
詩歌と占術、あるいは優美と晦昧の庭園美2022.12.17 03:47 サビアンシンボルは詩歌でもあるけど、占いに詩歌が取り込まれたときに起こる文章面での現象について、洋の東西を問わずに思っていることを書きます。 まず、サビアンシンボルについてなのですが、例えばミニトラインでこのような組合わせがあって、太陽:蠍座9度 歯科の仕事土星:山羊座14度 ...
空海と象徴、兩面の神々2022.12.15 06:56 この記事だけではあまり占星術にかかわる内容ではないのですが、近いうちに書く記事の伏線、あるいは雑談として。 今年の11月の初めに京都まで旅行にいって(10年ぶりの京都……)いろいろな神社仏閣をめぐり、その中で東寺にも行ってきたので、まずはその感想を。 東寺ではとりあえず講堂の立...
白金の園2022.11.24 05:20 白秋の記事を書いていたら、なんとなく脳が白秋に染まったのでそれらしい詩を幾つか。それぞれ白秋のサビアンを原案にしています。法悦期の白秋は、エル・グレコのような痙攣的な美しさがある。 泰岳頌人モ住ミ得ヌ 岩山ニサラサラ落チル 音スナリ。フリサケミレバ峯ヨリ落チル 水ノ音。アハレ...